コンパクトな平屋のメリット・デメリット3選

  1. メリットも多い平屋ですが、建てる前に
  2. 把握しておきたいデメリットもいくつかあります

以下の「メリット・デメリット」を把握して、ご自分・ご家族にあうのは『平屋』なのか『2階建て』なのか検討して住まいを建てましょう。

コンパクトな平屋の「メリット」

まず、メリットからご紹介いたします

メリット① 生活動線を短くできる

コンパクトな平屋のメリットは、生活動線を短くできる点です。

2階建ての家の場合、洗濯機からベランダ、ベランダからクローゼットなどの洗濯動線が複雑になりやすく、場合によっては階段を上下移動する必要があることも。

一方、平屋であれば洗濯動線はもちろん、買い出しに行った際もすぐにキッチンまで荷物を運べたり、掃除機をかける際も段差が少ないので時短になったりします。

平屋の場合は階段がないため、横の移動だけで全ての家事を済ませることが可能です。

仕事と家事を両立している方にはとても便利な間取りになるでしょう。

メリット② コミュニケーションを取りやすい

家族間のコミュニケーションを取りやすいという点も、平屋のメリットです。

コンパクトな平屋は部屋同士がつながっていたり、行き来しやすい間取りになっていたりすることが多いため、自然なコミュニケーションを取りやすくなります。

例えば、家の中心にリビングのある間取りにすれば、それぞれの部屋に行く途中に必ずリビングを通るため、短い時間でも会話が可能に。

小さなお子さまがいる場合は、オープンキッチンにしてリビングの様子を見ながら家事をできるようにするのもよいでしょう。

メリット③ メンテナンス性に優れる

コンパクトな平屋は、メンテナンス性にも優れています。

平屋はワンフロアのため、2階建てに比べて構造が安定しやすく、地震や台風などの自然災害の被害を抑えやすい傾向です。

また、外装の面積も抑えられるため、塗装や掃除などのメンテナンス費用も安く済む傾向にあります。

長く住みやすい平屋だからこそ、メンテナンス性に優れているのは嬉しいポイントでしょう。

 

コンパクトな平屋の「デメリット」

続いて、デメリットのご紹介です

デメリット① プライベートを確保しづらい

平屋は家族間のコミュニケーションが取りやすい一方、それぞれのプライベートを確保しづらいデメリットがあります。

お子さまが小さいうちは何をしているのか把握しやすいですが、大きくなってくるとプライベートの空間が欲しいと思うお子さまもいるでしょう。

寝室やそれぞれの部屋の配置を工夫したり、リビングとキッチンに可動式の仕切りを作っておいて、必要な時は使用したりするなど、設計段階でさまざまな工夫ができます。

家族構成やどのようなライフスタイルを実現したいかを考えて間取りを決めましょう。

デメリット② 収納の確保に工夫が必要

コンパクトな平屋は面積が少ないため、収納の確保には工夫が必要です。おすすめなのは、デッドスペースをうまく活用すること。

以下のように、間取りに合わせて収納を工夫しましょう。

  • 屋根裏収納
  • ロフト収納
  • 壁面収納

最近は、キッチンやリビングなどに専用の棚を設置して、見せる収納として活用するケースもあります。

どのような雰囲気の家にしたいのかなども考慮して収納方法を選びましょう。

デメリット③ 外部からの侵入リスクがある

平屋はワンフロアのため、2階建てに比べて構造が安定しやすく、地震や台風などの自然災害の被害を抑えやすい傾向です。

全ての部屋が地上にあるため、外部からの侵入リスクが比較的高いというデメリットがあります。

セキュリティ対策をしっかりと行う必要があります。

 

 

コンパクトな平屋は以下のような方におすすめです。

  • 小さなお子さまがいる家族
  • シニア世代の方
  • シンプルな生活をしたい方
  • 長く暮らし続けたい方
  • 一人暮らしの方

コンパクトな平屋は段差が少なく、家事動線もシンプルにできるため、老後も安心して暮らしたい方や小さなお子さまがいる家族におすすめです。

また、自然災害にも強くメンテナンス費用も2階建てに比べると抑えやすいため、長く住み続けたい方にもおすすめといえるでしょう。

まとめ

家づくりを考える上で、「平屋」か「2階建て」にするかというのはとても大きな検討事項です。
それぞれのメリット・デメリットを確認してご自分のご家族にあった住まいにしましょう。

※掲載情報は2024年8月現在の情報です。